2011年6月26日日曜日

AR-GCのセットアップ



2週間くらい前から横山ギターAR-GCのサドルを象牙に変えて演奏してみる。素材を変えたし、弦高も下げて、弦をフォスファーに変えてみた。サドルに関しては底面の平面をきっちりと出すというのを突き詰める。しかも今日は弦の当たる部分がまだ面接触になってなかったので、それも加工してみた。作業的には細かい事の繰り返しというか積み重ねだけど、そういうのの積み重ねがいい音につながっていくのかなと自分では思っている。

一度きちんと作ったと思ったサドルでも、後から見てみるとまだ平面が出てなかったりする。それを時間をかけて追いつめていくわけ。弦の当たる面も「後々見てみると」ということがよくある。だからギターをいじるのにはある程度時間をかけないと分からない事が多い。いじった直後は「なんとなく良くなった気がする」的な評価しか出来ない。てゆうか「いいと思っていじったんだから音が良くなった(なって欲しい)」的な評価になってしまうので、ある程度時間をかけて冷静になって音を聞かないと本当の評価がしにくい。昨日はこれでいいと思ってた音も、今日弾いてみたらそうでもないなぁとか思い直す事が結構あるのだ。

ホームページのMorris W-61のページにも書いてある事だけど、そのギターの持っている実力を100%引き出せるのはルシアーでもギターリペアショップでもなくユーザー自分自身なんじゃないか。だってそのギターに一番長く付き合うのはユーザーだから。ルシアーは長くても半年くらい?ショップなら何週間かでギターのセットアップは終わるだろう。何ヶ月も何年も付き合うのはユーザーしかない。もちろんショップなんかはいろんなノウハウがあるから、短時間で一定水準以上の所へ持っていく事は出来るだろう。でも本当の意味でギターの性能だったり、音色の好みの方向に持っていけるのは、ユーザーの仕事であり、特権だと思う。それくらいギターいじりは楽しい。時間はかかるけど、すげーーー楽しぃんす。横山ギターも結構「かわいく」なってきましたよ(●´∀`)b




話は変わって、昨日のギタークラブは過去最高の12人が参加。いいなー、いつもこんなだといいなー。逆にいろんな人に声かけないといけなくて深いギターの話があんま出来なかったけど、人が多いとにぎやかでいいです。このクラブで初めてギターに触った人も、今ではゆずの夏色を弾けるようになってて、すごく成長を感じました。4人くらいで一緒にあわせたらすごく楽しかったし。いいなーギタークラブ。我ながらいいクラブ作った。今度の7月23日はクラブ内でミニコンサートをやる予定。何を演奏しようかしら??

5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いいですね~
ギタークラブ!!
近くに住まわれてる方が
本当にうらやましい...
とても行ってみたいです。

さぼりーまん さんのコメント...

natsuさん、こんにちは!さぼりです。

natsuさんのサイトに触発されて、ギター弄りにハマって、あれやこれややってみて・・・、
思ったことは、「アコギって弄るところが本当に少ない!」ってこと。
ナット、サドル、ブリッジピン、あとは弦選びぐらい。
確かにそれぞれを突き詰めれば音は変わるんだけど、それってかなり微妙なものでしかない気も。

やっぱりもともと持ってる「ギターの持ち味」が一番重要なのかな?と最近思います。
そのギターの持つ実力以上のものは出せないってことを、改めて痛感しております。

自分の納得のいくギターを選びたいですが、
私のような地方住みだとなかなかそれも難しく・・・。
まぁ、気長に探していきます。

キッド さんのコメント...

はじめまして!
初心者の為のアコースティックギターサイトをいつも参考させて頂いています。
この度オークションで古いギターを入手しました。音も良く鳴り満足しているのですがトップにクラック塗装割れがあるのでK.natsuさんのJ-45の様に塗装を剥いで、桐油で再塗装したいと思っています。この作業の際の注意点などあれば是非教えて下さい。ちなみに私が加工しようとしてるギターもサンバーストですがナチュラルにしたいと思っています。
宜しくお願いします。

夏林一彰 さんのコメント...

木部が見えてきたら、木目に反ってヤスリがけしてください(o'∀')ノ

キッド さんのコメント...

ありがとうございます!(^^)