2008年6月13日金曜日

自転車の話


図書館で昔のBE-PALを借りてきた。特集は「20年楽しめる自転車」。なんでもヨーロッパーの方では美人はボロ自転車(いい意味で)に乗っているそうなんである。もちろんそれが全てだと思わないが、物を大切に長く使う習慣はあちらの方が定着しているんだろう。なんかそういうのはかっこいいと思った。

僕が今乗ってる自転車は確か高校生の時に弟が買ったもので、かれこれ10年以上は乗ってる計算になる。昔はこれ一台でいろんなところに行った。日本一周とか遠出をするタイプではなかったけど、地元からとなり町から地元で一番高い山やらいろんなところを走りまくった思い出の深い自転車だ。

でもさすがにいろんな所にガタが来ていて、例を挙げるとヘッドセットにガタが出てきているし、ホイールのリム(RITCHEYのバンテージコンプ。知ってる人は知ってるかも)は岩に当てて曲がってるところがある。ハブのベアリングもスピードを出すと音が鳴ってしまうし、リアディレーラーのセッティングも甘くてギアチェンジが調子悪い(これは調整すればいいだけなんだけど)し、ブレーキもききが甘い。

雑誌を見てから自転車熱が少し再燃してきて、自転車パーツを物色してみたものの、全てを直そうと思ったら結構な出費だ。これなら新品を買った方が安くつくくらい。そう思うとちょっと複雑。

でも昔ながらの自転車を大事に使うというスタイルもすごく惹かれるものがあるし、僕の自転車のフレームはクロモリ(クロームモリブデン鋼、早い話が鉄フレーム)で、長く乗っても疲れにくいという結構素敵なフレーム。その上ラグのロウ付け。TIG溶接のアルミフレームが多い中で、このフレームは「味のあるフレーム」なのだ。そのフレームを捨てるのはもったいないんですよ。アルミフレームの自転車に乗ったことあるけど、あれは特有の乗り味の固さがあってあまり好きじゃなかった。カーボンフレームなら衝撃を吸収してくれるのかもしれないけど、そんな高い自転車にはまたがったことがない。ついでに言うとサスペンション付きの自転車にも乗ったことがない。

今の自転車はフレームとフロントフォーク以外のほとんどすべてのパーツが入れ替わってる代物。昔は自転車に相当お金かけました(高校生なりに)。今大人になって少しは自由になるお金が増えたけど、さすがに今の自転車をリペア?するのは勇気がいる。

まずホイールは新品に変えたいし、街乗りがメインになるのでチューブとタイヤを軽いものに替えたい。あとはやはりヘッドセットを変えたい。ここは買った時のままが付いているので、さすがにやばい。どうせそこを変えるならフロントフォークをサスペンション化したいし(ロックショックスのSIDあたり)、アヘッドセットにして(あれって後から変えられたんだっけ、、?)ステムも変えたいし、そうなってくるとハンドルバーも変えないと。ギアも減ってきてるのでチェーンとフロントギア&スプロケットも交換。サドルもところどころ皮がはがれているのでセライタリアのよさげなヤツに交換したいし、リアディレーラーもくたびれてきているので替えたい。そして出来るならディスクブレーキシステムを入れたい。無理ならVブレーキでもいい(今は昔ながらのカンチブレーキ)。という風にここで書いたことを全て行うとしたら20万くらいかかりそうな勢いなのである。20万は大げさとしても、10万円以上は確実。それなら最初からフロントサス付きのディスクブレーキモデルを買った方がいい。その方がお金がかからないし、全てにおいて調子がいいことでしょう。

自転車は奥が深い。今は無理でも、いずれ今の自転車を完全によみがえらせたいという気持ちはある。だって20年も昔の自転車を当たり前のように使っていたら、絶対かっこいい。僕はそんな大人になりたい。

まぁ新しい自転車を買うのも、今の自転車を生き返らせるのも、パソコン買ってからだなぁ~。遠い。

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