2009年2月24日火曜日

エースをねらえ!

大人になって、この歳になって、こういう感動を得られる事ってなかなかない。図書館で貸し出してるのをなにげに読んで、以来どっぷりハマってしまった。そしてさっき最後まで読み終えた。繰り返すけど、大人になってからこんなに感動出来る事ってなかなかない。それほどまでにこの作品はとても素晴らしかった。これを読んだ事のある方なら,きっと同じ感想を持たれる事でしょう。僕の言っている意味が分かるでしょう。


一言で言って,この作品は「求道」だと思う。道を極める事の道程を、ここまで美しく描き出した作品に今まで出会った事がありません。そして出てくるキャラたちの、なんと精神の位の高い事。これを描いた山本鈴美香さんという方は、同じく魂の位の高い人なのだろう。人には魂の位というものがあって、今風に言うならレベルの高い人というのが世の中存在するのだ。自分はまだまだそのレベルが低いけど、こういう作品に出会う事でなにかきっかけを掴めるんじゃないかと思う。


側に置いておきたい作品だと思う反面、これをもう一度読む気力は(少なくとも今の僕には)ない。それほど熱量がすごいし、受けるショックがでかい。名作と呼ばれる作品というのは、やっぱ違うんだなぁ。


正直、「エースをねらえ!」というまんがの名前くらいは知っていたものの、やれ「スコポン」だとか、やれ「くるくるパーマ」だとか「お蝶夫人」だとか、そういう上辺だけの情報しか知らなくて、(結果論だけれど)まったくこの作品を誤解していた。


なんと素晴らしいストーリじゃないか。なんと深い物語じゃないか。僕はこの作品に出会えてよかった。本当に、心の底からそう思う。


この漫画が書かれたのってすごく昔の事らしいが(前半のストーリーなんて、僕の生まれた1975年の話だ)、そんな古さを全く感じさせない。名作というのは「普遍」であるといういい例だと思う。これを読んで興味の出てきた方は、ぜひ一度読んでみる事をオススメします。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

エースをねらえ・・・
懐かしいです~~
とはいえリアルタイムでテレビ観ていて更に漫画本の方も読んでいたはずなのにほとんど内容忘れてしまってることに気付きました(゚.゚*)
きっと幼かったあの頃の私は、ただただひろみを応援する気持ちと、あのライバルお蝶婦人が憎たらしいという単純な視点からでしか観てなかったからでしょうね。
この歳になったからこそ楽しめる事、感動できる事ってありますよね~~(o=´ー`=)

既に読みたくなってきてます
さっそく明日古本屋に行って探してみよ~~~( ̄∀ ̄*)