2009年8月22日土曜日

ギターアンプ修理途中経過

壊れて使えなくなったとバンド仲間からもらったギターアンプ。これをどうにかして使えるようにならないかと、電子工作など全くした事のない僕がアンプの修理に挑戦するこの企画。果たしてギターアンプは見事音を奏でる事が出来るのか?


症状は「電源を入れるとヒューズが飛ぶ」というもの。前まではちゃんと使えてたんだけど、だんだん調子が悪くなって、最後には音が出なくなったらしい。はて、どーして?


分からない時はGoogleに聞けとばかりに、検索をかける。ヒューズが切れるという事は、単純に過電流が流れているという事だ。それは分かる。でもどこがどういう風になってるからそうなるのかが全く分からない。


アンプ(ギターアンプに限らずオーディオアンプ)の故障の第一原因は、コンデンサーの劣化というのをどこかで聞いていたので、まずは大きいコンデンサーの交換をしてみることに。なぜコンデンサーを交換する気になったかというと、基盤に取り付けていた状態でテスターで調べてみると、2個あるうちの一つのコンデンサーを計った時の、テスターの針の動きが変だったから。「あーこれが多分ダメになってるんだな」と目星を付けて、コンデンサーを取り寄せ。待つ事数日、やっと新品のコンデンサーが届く。


あらかじめ取り付けてある部品を外す時、ハンダ吸い取り線があると便利らしいという情報も仕入れて、ホームセンターで買ってくる。やってみるとなるほどこれはなかなか便利。今までも素人なりに基盤から部品を取り外した事があるけど、これがあるのと無いのとでは手間のかかり方が違うね。いい情報ゲット。



コンデンサーには極性があるらしい(プラスとマイナス)。白っぽい印刷がしてある足の方をマイナスに取り付けます。これ間違うとコンデンサーが爆発するらしいので、間違えないように。

基盤の方にもちゃんとプラスの表示があるので、それを見て取り付けます。




取り付け終了。電源を入れてみると、、、!



あっさりヒューズが飛んだ。

あれ?ここじゃないんすか?


後で取り外したコンデンサーをテスターで計ってみると、あれ、基盤に取り付けてた時は変な針の動きだったのに、ちゃんと動いてる。具体的にはテスターを抵抗値計測の所に合わせて、コンデンサーにつなぐと、0Ωに振り切ってからゆっくり抵抗値が増えていくという挙動。基盤に付いてる時は他の素子もあるから、理想的な動きにはならないらしい。



コンデンサーでないとすると、なんなんだ〜〜〜!と振り出しに戻る。その後、「整流ダイオードがショートするとヒューズが飛ぶ」という情報もGoogleからゲットして、これも新品に変えてみるが、これもダメだった。情報を集めては部品を調達し、部品が届くのを待って(送料の安い普通郵便を選ぶから一週間くらいかかる)試してみて。。。知識が無いから、実際に交換してみて実験してという繰り返し。これを書いてる時点で、アンプ修理に取りかかってから半月以上かかっているという体たらく。



うーん、じゃぁ電源トランスなのか?いやいやあれはなかなか壊れないでしょう」とか「もうオレの手には負えないな、近くの電気屋さんに持っていってみようかな」とか「部品取りにでも使うか」とかあれこれ悩む。もともとヤフオクで3000円くらいで買った中古のギターアンプだ。壊れても別に惜しくはない。でも基盤をしげしげと眺めていると、こんなに部品が少ないのに、これを直せないなんて。。。!と思う。


それでまたGoogleの助けを借りると、なにやらトランジスタがダメになるとアンプがダメになるという情報をゲットし、トランジスタに書いてある文字から仕様を探り出す。どうやら古い中国製のトランジスタらしく、互換性のあるものに変えるしかないっぽい。



海外のサイトで互換表をみつけ、それと互換性のあるトランジスタの仕様書を見つけ、それも古かったのでそれと互換性のあるトランジスタを通販ショップで自力で見つけ出し、

注文。





トライアンドエラーとはまさにこの事。部品が届くのは多分来週末。このアンプ、いつになったら直るんだ(。´ノω・`)。ウウゥゥ
でもあれこれ調べてるうちに、ちょっと電子工作に詳しくなったよ(ほんとにすこしだけ)。トランジスタの仕様の見方なんて、今まで考えた事も無いもんな。



とにかく、これでアカンかったらオレ打つ手ないっすよ。



原因はトランジスタなのか?そうでないかは、部品が届いたらアップします(o'∀')ノ
部品が届くたびに「これで直るぞ〜〜!」って楽しみなんだけど、結局挫折しちゃうのよね。

3 件のコメント:

叶汰 さんのコメント...

natsubayashiさんに治せないものはありませんw

たむ さんのコメント...

電子工作マニア必見の展開です。次の展開期待しています。

チーフオブライエン さんのコメント...

『トライアンドエラー』の精神も悪くは無いのですが、"非効率"です!(苦笑)

道に迷った時は『地図』に頼るのが一番です! (この場合は回路図・実態配線図)

まずは『プリント基板』の「配線」と「部品取り付け穴」を方眼紙にでも書き写し『実態配線図』を作成!
それを元にTRの極性を調べ『配線図』を導き出されると良いでしょう!

頑張って下さい! (^。^)

        BY チーフ・オブライエン