2009年8月24日月曜日
PEAVEY Classic 50 212 チョイ改造
ヤフオクで買ったPEAVEYのオールチューブアンプClassic50 212 。こいつをちょっとだけ改造しました。具体的にはオペアンプと呼ばれるものを交換しただけですけど。でもこれがなかなか効果ありました。Classic50ですが、こいつオペアンプがソケットにはまってるんです。それじゃ交換が簡単にできるじゃんということで交換してみた訳。オペアンプというのは、大雑把に説明するとアンプの中のアンプみたいな感じ。アンプの中で中心的な動きをするICです(たぶん)。これにはいろいろメーカーによって音質の差があって、高い物から一個50円くらいの汎用のものまでピンキリで存在する奥の深い物です。
アンプの中を開けるとこんな感じ。アンプ部分だけでも8キロくらいあります。真空管アンプは重いね。ギターアンプ全体でも27キロあります。ものすごく重い。ライブに持っていったり、練習に持っていったりする時、すごくすごくたいへん。ギターアンプは20キロ以下の方がいいです。
真空管。これは6BQ5が4本。パワー管?なのかしら?
今回僕が交換したのはこれ。「HiFiオーディオ用の超低歪みオペアンプ」という文字からさぞかしいい音なんでしょう!という理由だけで購入。うたい文句がいいじゃないか。あとそんなに高くないしね。ちなみにオペアンプにはシングルとデュアルがあるので、間違えないで注文して下さい。ギターアンプはたいていデュアル(2回路)オペアンプだと思います。前に整流ダイオードを買った時に,ついでに購入。電子部品はまとめて注文した方が手間がかからなくていいです。
さて、交換する前に今付いてるオペアンプについても調べてみた。4558という文字が見えるけど、これってギター関連の商品、つまりギターアンプやエフェクターなどによく使われてる定番のオペアンプらしい。ちゃんとした物が付いてたって事ですね。
それでさっそく新しいオペアンプに交換してみる。交換はとてもかんたん。ラジオペンチでオペアンプを引っこ抜いて、新しいやつを刺すだけだ。ソケット式はこういうのが便利ですね。
肝心の音はというと(2〜3回取り替えて試聴を繰り返した)一言で言って「現代的な音になった」。今までのものはまぁるい音で、僕のギターはフォスファーを張っているのに、ギターアンプからはまるでブロンズみたいな音がしてた。僕はそれを真空管の音なんだろうと思っていたんだけど、どうやら違っていたみたいだ。
HiFiオーディオ用のオペアンプは、ちゃんとフォスファーをフォスファーの音として出してくれる。このギターアンプは15年くらい前のアンプらしいけど、一気に今お店で新品で売られているアンプの様な音になった気がした。真空管アンプというと、あったかくて(いい意味で)古くさい音がするもんだと思ってたけど(実際今までそうだった)、これはまた違った魅力というか、新しい一面が出てきた気がした。
肝心なのは、どっちがいい音なのか?という事。音の違いは一回聞いただけで分かったんだけど、果たしてその音の差は「音楽的」なのかどうかというのが大切。それを決めるのに何回か取り付けて外してを繰り返したわけだけど、最終的に新しいHiFiオーディオ用のオペアンプを使う事に決めました。「音楽的」というと語弊があるかもしれない。古いオペアンプの方の音の方が好きという人ももちろんいるだろう。だから結果として「僕の好み」として新しい方を選んだという訳。
このアンプ、実は今SONYのSS-A3をつないで鳴らしてます。だってそっちの方が音がいいんだもん。純正のユニットはなんか変な歪みがのるので好きになれなかった。。。まぁアコギの音が素直に出て欲しいという用途には向かなかったという事で、エレキならこれでいいんでしょう。エレキの音の善し悪しは僕には分かりません。
SS-A3は16センチのウーファーだけどすごく低音が出るスピーカーなので気に入ってます。だからこのスピーカーをアンプ部分にドッキングさせてコンボアンプを作りたいと思っている所。SS-A3を改造するのはもったいないので,もう1セット欲しいんだよね。オークションで出てたら,買っといた方がいいですよ。すごくいいスピーカーだから。
今の部屋の感じ。上の木のスピーカーがSS-A3。Classic50はアンプ部分だけ取り出して置いてます。赤いパイロットランプが付いてるのがそれ。今は改造Classic50にiPodをつないで、お気に入りの音楽を聴きながらこれを書いてます。結構いい音してますよ(´∀`*)
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1 件のコメント:
相変わらず器用でござる(`・ω・´)ゞ
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