今日は仕事が休みだったので新しいギターのリペアをする。具体的にはギター内のホコリを飛ばし、指板をレモンオイルで磨き、その後弦高調整。そして謎のピックアップのような物を取り出す。
これがギターの中に入っていたもの。
結果から言って,このギターエレアコでした。前のオーナーが「ピックアップは付いてません」と言ってたのだが、サウンドホールから見える配線がどー見てもピックアップに見えたので今日確かめてみたら、やっぱりピックアップだったという訳。でもこのピックアップ、写真でも分かる通りプリアンプがない。外付けでプリアンプを用意しないと音が鳴らないタイプなのか、、、と諦め半分でセットして、試しに鳴らしてみたら、ピックアップ無しでもちゃんと音が鳴るじゃないの!
プリアンプ無しという事は電池が要らないということ。ライブなんかで電池の心配をする必要がないのはうれしい。W-61の方は9V電池が必要だから、ライブの前に電池交換しとかなきゃと思ってた所。ライブではM-51を使おうかしら?そこは追々考えるとしても、とにかくピックアップが付いたのはすごくうれしい。ピックアップをサドルの下に挟むと弦高が高くなってしまうため,前のオーナーが外してしまっていたらしい。ついでにサドルの底を見ると、削った後がある。ギターの弦高が高くなってしまった場合、ライブなどに出ないという前提ならピックアップを外すという選択肢もアリだろう。
サドルをそのままセットすると、ピックアップの厚さの分,かなり弦高が高め。これは弾きにくい。
弦高調整した、というか、ホントは前のギターについてた調整済みのTUSQサドルを流用。すこし厚みが違ったけど、削ったらちゃんと入りました。めでたしめでたし。これくらいの高さなら弾きやすくなる事でしょう。
サドルをはめ、ピックアップをセットし、改めてギターを鳴らしてみる。弦高も低くなってだいぶ弾きやすくなった。今張ってる弦はフォスファーだが、それがこのギターには合ってるみたいだ。W-61みたいにサイドバックがマホガニーだと響きすぎるけど、ローズウッドサイドバックだとフォスファーでもハマるんだろう。
ちなみにこのギター、例によってサドル、ブリッジピン、ナットはTUSQ製でした。モーリスのギターで、このような乳白色のブリッジピンなら、まず間違いなくそれはタスクです。叩いてみてもキンキン,チンチン(失礼)みたいな高い音がします。
でも指弾きのアルペジオだと音が前に出てこない。ここら辺はまだあまり弾き込まれていないせいなのかもしれない。あとW-61に比べたらまだ弦のテンションが高い。というか、前も書いたけどW-61が劇的に弾きやすいだけだと思う。エレキ並みのテンションだもん。フツーのギターに比べたらリペア後のM-51も弾きやすい部類だろう。
後うれしい誤算が、ネックがちょっとだけ広いので,その分弾きやすいという事が判明。ナット幅は44mmくらいだ。w-61が42.7mmだから、1mmくらい違う。でもこのわずかな違いが指のアタリの差になる。具体的には親指の当たる感じがマイルド。指板が広い分、親指の当たる面積も広くなってる感じ。指板が広くなった分、アルペジオが弾きやすくなったのでは?と思う人もいるだろうけど(僕もそう思ったけど)、1mmくらいではそんなに違わなかった。逆に広くなった事で違和感を感じてしまって弾きにくくなるかと思ったらそうではなくて安心したという感じ。ギターって奥が深いなぁ。
という訳で、いろいろ調整した結果、ますますいいギターになりました'`ィ(o'ω'o∩
1 件のコメント:
前略
すごく楽しそうですね。中古で購入するどきどき感と前のオーナーの使用していた時の感じなんかも想像されます。ナツさんのリペアテクなら完全にカスタムメイドされてモーリスギターの神様もなんて幸せな人にゲットしてもらったと涙を流しているでしょう。きっと。
P.S通常アコギにローランドのピックアップでミニライブ予定しています。
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