2010年1月6日水曜日

古いギターを生き返らせよう(ギターリペア日記 その2)

とりあえずざっと眺めた感じ、弦高はそんなに高くないので弾きやすいです。ボディーも年数の割にきれいなので、リペアしてあげたら生き返りそうな雰囲気。

まずは錆びた弦を外して,フレットを磨きました。フレット磨きにはコンパウンドを使用。フレットカバー?を使うとコンパウンドが指板につかないのでおススメ。ホントはマスキングテープを使いますがめんどぃので僕はこうやってます。



3番目まで磨いた所。写真じゃわかりにくいけどピカピカになってます。錆びたフレットは見た目が悪いので,磨くとけっこう雰囲気変わりますよ。ギターは見た目も大事です。


ヘッドを磨いていたらすごい事に気がついた。ペグががたがた動く!よーく見たら裏のネジがバカになっている。取り付けのネジ全部。ありえな。仕方ないからペグも全て外す。ネジ穴は後で処理します。

手元にTUSQのナットの余りがあったので、ついでにナットも交換してしまおうという事に。古いナットはプラスチック製。見た目もボロボロ。ナットは当て木をして叩くと結構かんたんに取れます。



ナットをいじってたら指板のバインディングが剥がれてる事に気付く。ボンドでくっつける。




一番の作業であるヘッドのヒビ割れを修正。幸いふたつに分裂するくらい割れてる訳ではなかったので、隙間からボンドを流す。流すと言っても細い板に(さっき使ったフレットカバーを使用)ボンドをつけて、板を隙間に差し込む感じ。差し込める限界まで、なるべく深くまでボンドが行き渡るようにします。その後ハタガネで挟み込みます。余ったボンドは拭き取ってください。

けっこう強い力で挟み込んだ結果、ボンドがはみ出してきました。すき間がちゃんとくっついてる証拠です。万全を期すため、このまま一日置いて明日また作業したいと思います。(出てきたボンドはこのあとちゃんと拭き取ってます)



バカになったネジ穴は、穴にボンドを流して固めると復活する場合があるので試してみて下さい。ペグの取り付けも明日やります。

1 件のコメント:

きゃん次郎 さんのコメント...

夏さん、何でもやれてスゴイっすねぇ~(^O^)
あっ、あけましておめでとうございます♪今年もヨロシクです

いつかそのリペアしたギターを見に行きますね。(これは携帯からコメントしてみました)